火災保険で物置や倉庫を修理できる?火災保険を利用して修繕できる範囲をご紹介!

倉庫や物置で火災保険を活用する方法
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火災保険は建物全般に使用することができるので、もちろん物置や倉庫が倒壊した場合などにも火災保険を適用させることが可能です。

ただし、

「どのような理由で物置が倒壊したのかが重要になる」

ので、この点だけは事前に確認しておく必要があります。
この物置が壊れた理由で補償してもらえる条件ともらえない条件があるので、本記事ではこの点も含め詳しく解説していきます。

この記事を書いている著者
くまさんラボ
東京都新宿区西新宿3丁目3-13
水間ビル6F

くまさんラボ(kumasanLABO)

倉庫や物置を火災保険で活用できるかの前に「火災保険ってそもそもどういう流れで使えるの?」と疑問を抱かれた方に向けて火災保険の基礎知識から必要な書類と申請するポイントなどを【怪しい?】火災保険申請サポートについて|その手数料や保険金がもらえるまでの流れを徹底解説!で詳しく解説をしております。よろしければこちらも併せてご覧ください。

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目次

①建物を火災保険の対象としていれば物置は修理できる

火災保険で物置や倉庫を修理する方法

火災保険には、たくさんのプランがあります。

そこで重要になるのが建物を保険の対象としているプランかどうかという点です。

建物が保険の対象となっていれば、自宅の敷地内にある建物(物置や小屋)であれば、どのような物でも補償してもらうことができるのです。外に設置されている物置の場合でも、家の中に設置されている場合でも、敷地内であれば建物と同じように補償してもらうことができます。

ただし、火災保険の中には家財のみを対象にしていることもあります。

家財と建物は異なっているので、もし家財のみの対象となっている保険に加入していた場合には、残念ながら保険金を使って物置を修理することはできません。

火災保険に加入するときには、何が対象になっているのかを確認することがいかに重要であるかがわかると思います。

「すでに加入しているけれど、保険の対象になっている物が何かわからない」

といった場合には、すぐに確認をしておくべきでしょう。

また、建物全般が補償対象となっていればよいのですが一部の建物は除くという火災保険も存在しています。そのため、建物が補償の対象となっているからと言って必ずしも物置を修理する事ができるというわけではありません。

きちんと物置を含め何が補償の対象なのかも詳しく確認しておくべきでしょう。

1-1.後から建てた物置・倉庫も火災保険の対象?

物置は比較的簡素な造りなので、家を建てて保険に加入してから建設したという人もいるでしょう。

このような場合でも、物置は保険の範囲内なのでしょうか。

結論から言ってしまうと、後から建設された物置は補償の対象とはなっていません。物置は基本的に後付けが多い為、ご注意ください。

しかし、加入している保険会社に連絡をして、

「新たに建物(物置)を建てたから補償の対象にしたい」

という旨を伝えておけば、後から建てた物置でも補償の対象にすることができるのです。

物置を含め建物を補償の対象に新たに追加した場合には、追加した物置の分の金額を支払う必要があります。逆に、撤去した場合には補償対象を減らすことになるので、支払う必要のある金額も少なくなります。

新たに建設した物置を補償の対象にしなくてよいのであれば、そのままでもよいでしょう。

しかし、物置を補償対象にする場合には、

「必ず保険会社に連絡が必要になる」

ということを覚えておきましょう。

カーポートが火災保険の対象となるのかはこちらの【詳しく解説】カーポートの修理に火災保険は活用できる?適用させる為のその条件とは?でご紹介しております。

②人災は物置も火災保険の対象にはならないのが一般的

火災保険で物置や倉庫を修理する方法

一般的なプランの火災保険を利用する場合、あくまで自然災害で受けた被害のみ補償してもらえます。

人災で被害を受けた場合には補償を受けることができないので注意しましょう。

例えば子供が物置で遊んでいて、

・傷を付けてしまった
・扉が壊れてしまった

場合などが人災に当たります。

これらが原因で物置が壊れた場合、自費で修理を行う必要があります。

物置に車が突っ込んだことで倒壊してしまった場合も人災になりますが、このケースはぶつかってきた車の方に非があります。

このような事故は自動車保険で修理費用を賄うようになるので使用する保険の種類が異なります

ただし、

・車で突っ込んできた人が誰だか特定できなかった
・賠償できる能力がなかった

などの場合に限り、落下や飛来、衝突という補償が受けられます

二重で保険金を使用することはできないので、すでに自動車保険で修理費用が下りている状態なのに、お金が足りないからと言って別の保険をさらに適用するのは不可能です。

火災保険は一般の人ではわからないことが多いので、保険を利用するときや加入するときに、わからないことは全て聞いておきましょう。

2-1.物置以外にも火災保険が適用される事例を知っておくと安心

自然災害とは言っても、

どのような被害が出た場合に保険が使えるのか
自然災害以外であっても申請は通るのか

など、事前に知っておきたいことは多いと思います。

そこで保険が適用される事例をいくつか紹介するので、今後保険を適用することがあったら参考にしてみてください。基本的に自然災害であれば保険が適用可能だと思って間違いありません。

ただし、自然災害であることをきちんと証明しなければいけないので、どう証明すればよいのかわからない場合には、専門家の助けを借りるのがよいでしょう。

では、自然災害以外では保険が適用できないのかというと、補償されないことが多いものの、中には補償してもらえるケースもあるのです。

例えば直接風の被害を受けたわけではなく、風によって飛ばされてきた飛来物がぶつかった場合なども補償が受けられます。飛来物は風によって飛ばされてきた場合だけではなく、車がはねた石が飛んできて被害を受けた場合でも大丈夫です。

しかし、石を飛ばした人がはっきりとわかり、弁償してもらった場合には保険を適用することができません。

人災の場合も基本的には補償が受けられないのですが、火災保険にもいろいろなプランが設けられています。プランによっては一部の人災も補償が受けられるので、事前に確認をしてから加入するようにしましょう。

③火災保険で物置を修理する前にどんなプランがあるのか確認する

火災保険で物置や倉庫を修理する方法

保険にはたくさんのプランがあるのでプランによって補償内容が異なっています。一般的なのは住宅火災保険というプランになりますが、こちらは自然災害に限定して補償が行われるタイプです。

そのため、

・子供が遊んでいて壊した
・物を運んでいるときにぶつけてしまった

など、人災の場合には適用することができません。

風や雨、雹や雪による被害であれば補償してもらえますし、もちろん火事で燃えてしまった場合でも適用可能です。では、いたずらされたときや不注意で発生してしまった事故、盗難などの場合には補償してもらえる火災保険はないのかというと、住宅総合保険というプランに加入すれば問題ありません。

もちろん火災やその他の自然災害によって被害を受けた場合でも申請できるという強みがあります。

最近ではさらに手厚い補償が受けられるオールリスクタイプというプランも存在しているので、いざというときに備えたい場合はおすすめです。

ただし、同じプランであっても保険会社によって若干内容が異なる場合があります。

最初に火災保険に加入するときには、何を補償してもらいたいのかを明確にしておくとよいでしょう。また、どのようなときに保険金が下りるのかも事前に把握しておく必要があります。

3-1.経年劣化であれば物置も火災保険で修理できない

一般的なプランに加入した場合には自然災害のみ補償されるのですが、住宅総合保険を選べば、人災であっても補償されます。他にもプランは存在していますし、保険会社によって補償される内容も異なっているのですが、注意するべき点もあります。

それはどの種類の火災保険に入っていたとしても、どこの保険会社を利用したとしても、経年劣化で被害を受けた場合には保険の適用はできません。カビが生えてしまった場合、苔が生えてしまった場合も同様です。

自然災害によって被害を受けたとしても、年月が経過していてすでに劣化した状態だと判断されれば、保険が利用できないので注意しましょう。

特に建設されてから年月がかなり経過している場合には保険があるから安心だと思うのではなく、できる限り被害を出さないような工夫が必要です。

ただし、リフォームをしたことで被害が出た場合も保険が適用できません。自分で修繕すると自己責任になってしまうので、自信がない人はきちんと専門の業者にリフォームをお願いしましょう。

尚、リフォームをお願いした場合には、法的に保証をする制度が存在していません。

そのため、リフォームを行って1年間は民法によって保証制度が定められていますが、それ以上経過してしまった場合には制度を適用できなくなります。

1年では心配だという人は、リフォーム会社による独自保証を利用するとよいでしょう。

リフォーム会社の独自保証には、設備保証と工事保証があります。

設備保証は、メーカーの延長保証だと思えばよいでしょう。年数はどこをリフォームしたのか、どのリフォーム会社を利用したのかによって異なりますが、大体5年から10年ぐらいに定められていることが多いです。

工事保証は、民法で定められている瑕疵担保責任の延長になります。ただし、これらの保証も保険の補償と同じように、経年劣化は含まれないので注意が必要です。

火災保険の申請において経年劣化と判断された場合、審査に通ることはありません。その経年劣化についてはこちらの【補償範囲】建物が損傷しても経年劣化では火災保険が利用できない?火災保険を活用する方法とは?で詳しくご説明しております。

物置や倉庫と似たような呼び方をしている建物は多い

火災保険で物置や倉庫を修理する方法

火災保険を利用する場合には、まず建物の種類について知っておくことも重要です。しかし、建物には似たような物がたくさんあります。

例えば倉庫や納屋、小屋などはひとくくりにされることも多いですが、実はきちんと区別されているのです。

倉庫は商業関連や工業関連の物が置かれている大型の建物になります。

納屋は農業や漁業などで使用される道具や、収穫した物を置いておく建物です。

小屋は家畜などの生き物を飼育する場所となっています。

そしてもう1つ似たような建物があるのですが、それは物置です。

日常生活で使用する物品をしまっておくところになるのですが、どの種類も自然災害を受けたときには保険で修繕することができます。もちろん保険会社や加入するプランによって補償対象や金額も異なってくるので、物置の修理を考えている際は事前の確認は重要です。

中には他人に被害を与えてしまったときに役立つ特約が付いているプランも存在しています。家が密集している場合などは、特約も付けておくとより安心できるでしょう。

火災保険は出火して家に被害が出たときだけではなく自然災害で損傷したときにも使える万能な保険です。

もちろん物置が破損した場合でも使用できますが、申請を行うまでの期限や、経年劣化では使用できないことも覚えておきましょう。

また、保険会社や加入するプランによって補償内容も異なるので、事前の確認だけは怠らないようにしましょう。

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倉庫や物置で火災保険を活用する方法

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