【補償範囲】建物が損傷しても経年劣化では火災保険が利用できない?火災保険を活用する方法とは?

経年劣化では火災保険が使えない?
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火災保険を利用して建物の修理ができるのは、あくまで自然災害が原因の時に限定されます。

経年劣化によって建物が古くなっていると、たとえ自然災害による被害であっても保険は適用されません

そこで自然災害であることを立証するために専門家の力が必要になります。これらを証明する為の流れから必要書類、現地調査の内容などについてご説明していきます。

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くまさんラボ(kumasanLABO)

経年劣化と保険会社に判断された場合、審査に通ることはありません。そこで火災保険の基礎知識として申請の流れからその手順、火災保険を活用するポイントを火災保険申請サポートについて|その手数料や保険金がもらえるまでの流れを徹底解説!にてご紹介しております。

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目次

経年劣化は判断するのが難しい

経年劣化は判断するのが難しい

どのような物でも、時間が経過すれば劣化していきますが、これを経年劣化と言います。

同じような言葉に摩擦消耗があるのですが、これとは少々意味が違ってきます。

摩擦消耗は劣化とは少し違い、

「どれだけ注意していたとしても、生活をしていればどうしても避けられない傷や汚れ」

などを摩擦消耗と言います。

例えば長年生活していたので、屋根を支える柱に傷が付いていたとしましょう。この傷が原因で、災害が来たときに倒壊した場合でも、やはり劣化扱いとなってしまいます。もちろん保険金で修理をすることはできないので、実費で行うことになります。

しかし、火災保険を適用するためには、自然災害によって発生した被害でなければいけませんが、一般の人がそれを判断するのは難しいでしょう。

新築だと火災保険は使えない?

もし新築であったとしても、手抜き工事や技術不足が原因で損傷した可能性もありますし、古くなっていても経年劣化しているようには見えないので、申請したら却下されるということもあります。

保険会社は行政や国営ではなく民営の為、できる限り補償する保険金を下げるように隙を見つけようとします。その為に専門家である火災保険申請について知見のあるサポート会社がお客様の補助をすることで「本来、もらえる適切な金額をもらう」ことができます。

では、どのようにして自然災害が原因で損傷したのかを立証するのかというと専門家に調査の依頼をするのです。

保険会社側で依頼をすることもありますが、自分で依頼をすることもできます。

もし自分で依頼をするようであれば火災保険申請サポート会社に頼むのがよいでしょう。

一般の人では判断が難しいため、専門家に見てもらい、自然災害によって受けた被害だということを明確にする必要があるのです。

現地調査ではどのようなことが行われるのか

専門家に依頼をして現地調査と書類の作成を行ってもらう場合、どのような流れで行われているのか確認してみましょう。

破損している箇所によって方法は異なりますが、屋根などの高い場所が破損した場合には、高所カメラやドローンを使用することがあります。

高所カメラであれば、下から安全に確認することができますし、最近はカメラの性能もよいので、かなり詳しく確認することができる仕様になっています。高所カメラでも確認が難しい高い位置を見る必要がある場合にはドローンを使用するケースもあります。

ドローンであればラジコンのように自由に操作ができますし、高所カメラが届かない場所でも確認が可能です。

水漏れが発生した場合には、どこから発生しているのかを知るために赤外線サーモグラフィーや発光塗料を混ぜた液体などがよく使用されます。

サーモグラフィーは温度を感知するために使用されていますが、水で漏れている箇所は温度が低くなっているので、簡単に発見することができるのです。

発光塗料を混ぜた液体を使うことでも、流れている雨水を確認すればどこから漏れているのかがわかりやすいので、双方とも現在ではよく使用されています。

人の手が届く部分では発光塗料を混ぜた液体がよく使われますし、手が届かない天井などには赤外線サーモグラフィーを使うことが多いでしょう。

調査に掛かる時間は、被害の程度や確認を行う場所によって変わります。短ければ30分前後で終了することもありますし、長くても2時間前後あれば終了するでしょう。

自分で専門家を呼ぶ場合には、時間に余裕がある日時を指定するのがおすすめです。

自分で火災保険を申請する方法についてはこちらの【完全ガイド】火災保険の申請は自分でできる?その手順と注意点を徹底解説!にてご紹介しております。

保険会社の鑑定人と保険申請サポート会社

保険会社の鑑定人と保険申請サポート会社

破損した箇所が自然災害なのか、経年劣化によるものなのかを判断するためには、専門家の力が必要不可欠です。

保険会社の職員も自然災害であるのかを確かめるのは難しいので、本当に自然災害であるのかを確認するために、鑑定人を派遣してくることがあります。

必ず派遣されてくるわけではありませんが、

・自然災害によるものか
・経年劣化によるものか
などの判断が難しい場合

に依頼者の自宅へ訪ねてくることがあるのです。

この場合は家に到着した後、調査の流れを簡単に説明してくれます。

申請をした人にもいくつか質問してくることがあるので、被害の状況や日時などを詳しく知らせます。

その後、

・申請書通りであるか
・保険金の支払いができるのか

を見極めるとともに、給付金額が決まります。

保険会社が鑑定人を派遣してきた場合には申請した側は料金を支払う必要はありません。

では、火災保険申請サポート会社に依頼をした場合はどうなのかというと、被害状況の聞き取りと確認を行う点は一緒です。

しかし、火災保険申請サポート会社に依頼をした場合には、きちんと契約書を取り交わして必要な料金についての説明も行われます。

それから被害状況の確認を行いますが保険会社の鑑定人よりも念入りにチェックするのが一般的です。

調査が終わったら結果を報告し、保険会社に提出する書類を作成して終了となります。

この書類が火災保険の申請をするときに重要な役割を果たすので、必ず提出しましょう。

それに対して自分で専門家に依頼をした場合には、料金が発生いたします。

そこで火災保険申請サポート会社に依頼をした場合、どれぐらいの費用が必要になるのか確認してみると大体平均で2万円前後必要になる場合が多くなっています。

料金自体の内訳は、調査費用と交通費、書類作成のためのサポート費用が必要です。

業者によっては調査費用の支払いは必要なく無料となっていることもありますが、当社と同じく完全成果報酬制でサービス提供をしている会社となります。

交通費は場所によって変わってくるので、事前の確認が必須です。

費用がどれぐらい必要なのかも重要ですが、しっかりと調査をしてもらうためには、費用で調査を依頼する業者を選ぶよりも、対応や実績などで判断するのがよいでしょう。

火災保険が適用されない事例

保険が適用されない事例は1つだけではなく、複数あります。

年月の経過で劣化した場合以外にもいくつかあるので確認してみましょう。

それは、

・工事による不備
・自然災害でも被害が出てから3年以上経過している
・修理費用が指定額に達していない場合

となります。また、たとえ新築であったとしても、工事による不良が原因で破損した場合には、一切保険は使用できません。

新築の場合には、長期保証があるので工事を依頼した建設会社に連絡をするようになります。リフォームを行ったことが原因の場合も同様です。

また、自然災害が発生してから3年が経過してしまうと、本当に自然災害が原因であっても保険が適用されなくなるので注意しましょう。

他にも注意しておくべき点があります。

いろいろな種類の火災保険の中から、人によってはフランチャイズ方式で保険に加入していることもあるでしょう。

もしフランチャイズ方式の保険に加入している場合には注意が必要です。

なぜなら一定の金額以上修理費用が掛かっていないと保険が適用できないからです。

自分が加入している火災保険が、

・フランチャイズ方式なのか
・免責方式なのか

も事前に確認しておく必要があります。

また、これから加入するという人は、事前にフランチャイズ方式なのか免責方式なのかを確認し、どちらが自分にとってメリットが大きいのかを検討してから選ぶとよいでしょう。

火災保険に風災補償は付いているか

火災保険にはいろいろと種類があるので、同じ種類であったとしても、加入する会社やプランによって補償してくれる内容が異なっているのです。

火事による補償はもちろんなのですが風災が付いている場合と付いていない場合があります。

風災というのは、風によって建物が被害を受けることですが、もし風災が付いている火災保険に加入していれば、実は建物自体の劣化が原因だと思っていても保険が利用できることもあるのです。

しかも雨や雹、雪によって受けた被害も含まれるので、必ず確認しておくべき内容だと言えるでしょう。

特に日本は、雨や風による被害が多発している国です。

毎年台風がやってきて上陸し、多大な被害をもたらしていますし、台風だけではなく、近年は大雨による被害も出ています。自然災害自体を逃れることはできないので、自然災害が起きたときにはどう対処するのかを検討しておくことは重要です。

しかし、自分でできる対策の中でも、最も有効的なのが保険といっても過言ではありません。

火災保険は、事前に説明を受けても理解するのが難しいと感じる人も多いでしょう。

全てを把握するのはかなり無理があるので、せめて重要な点だけでも把握しておくべきです。

その1つが風災なので、

・風災が付いているか確認すること
・風災が付いていれば雨や雪などの被害も補償してもらえること

を覚えておきましょう。

大雨やゲリラ豪雨で火災保険を活用できるのかについてはこちらの【雨でも使える?】ゲリラ豪雨で火災保険を活用する方法|費用をかけずに雨漏りや雨樋修理ができるかも?で詳しくご紹介しております。

修繕工事は保険金を受け取ってから行おう

修繕工事は保険金を受け取ってから行おう

保険金を受け取るためには、どれぐらい費用が掛かるのかが重要になるので、先に修繕工事をしてしまう人もいます。

しかし、工事をしてもらったのにも関わらず保険が下りず、実費で支払う羽目になることもよくある話です。

このような事態を避けるためには保険会社に申請し保険金が下りてから工事の依頼をしましょう。

工事会社ならこれぐらい知っていて当然なので、保険の申請をするので見積もりをお願いしますと言えば、きちんと見積もりを出してくれます。

事前に見積もりは無料なのか、工事を断っても一切費用は掛からないのかも確認してから見積もりをお願いしましょう。

経年劣化が原因で住宅が破損した場合、火災保険は適用されません。

間違いなく自然災害で発生した破損だと証明するために、保険会社から専門家を依頼してくることもありますし、自分で依頼することも可能です。

また、火災保険は難しいことも多いので、多少自分でも調べて知識を付けておくと安心できます。

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経年劣化では火災保険が使えない?

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